【漫画】楳図かずお作品でオススメ挙げてけ
『へび少女』や『猫目小僧』などのヒットにより、ホラー漫画の第一人者として広く知られるようになった楳図かずおさん。本業の漫画家をはじめ、映画監督やタレントをはじめとしたマルチな活躍でファンを増やし続けています。2021年11月には「楳図かずお大美術展」の展示作品として、27年ぶりとなる新作として『わたしは真悟』の続編公開が発表されました。
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そこで今回は、楳図かずおさんの数ある漫画の中から4作品を紹介します。
●ロマンスの薬
1960年代に少女漫画雑誌『なかよし』で連載された作品。“ロマンスの薬”という惚れ薬をめぐり、女生徒たちの間で繰り広げられる騒動を描いた学園ラブコメディです。好きな男の子をめぐる女の子同士の心理戦を描いた漫画は当時としてはかなり珍しく、女の子一人一人の細かな心理描写や絶妙なギャグは、現代のラブコメにも通ずるところがありますね。
●紅グモ
1960年代に少女漫画雑誌『少女フレンド』で連載された作品。人をも操る紅グモが、姉妹に襲い掛かるホラー漫画です。部屋中にうごめくクモの気持ち悪さもさることながら、クモを利用して姉妹を亡き者にしようとする、財産目当ての義母もトラウマ級の怖さでした。
●ウルトラマン
1960年代に少年漫画雑誌『週刊少年マガジン』で連載された作品。テレビ特撮番組で有名なウルトラマンのコミカライズです。ウルトラマンが活躍する展開はもちろん、陰影まで細かく描きこまれた怪獣たちの絵柄や陰鬱なストーリーなど、楳図さんならではの恐怖を感じさせる描写も大きな魅力です。
●まことちゃん
1976年から1981年まで、少年漫画雑誌『週刊少年サンデー』で連載された作品。幼稚園児の主人公・沢田まことと、その一家が巻き起こす騒動を下ネタ満載で描いたギャグ漫画です。「ぼくちゃん〇〇なのら~」「ギョエー」といったまことちゃん言葉や、左手を開いて中指と小指だけを内側に折りまげる「グワシ」のポーズが当時の子どもたちの間で流行しました。また、1988年から1989年にかけて、平成版と呼ばれるシリーズが連載されています。
ここまで楳図さんの漫画の中から4作紹介しました。おどろおどろしいホラー漫画から爆笑もののギャグ漫画まで、幅広い作風が楳図さんの魅力ですね。ほかにも、映画やドラマの原作にもなった代表作の一つである『漂流教室』など、数々の名作があります。あなたが一番好きな楳図さんの漫画はどれですか?
12/12(日) 18:35配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/5946c5dce3dce9d16a89f24b0cd89a3b25055369
(出典 i.imgur.com)