【鬼滅の刃】子ども「ねーねー遊郭ってなぁに?」→返答が美化し過ぎと話題にwww
遊廓ってどんなところ?
一言でいうと、遊女が働いている場所を遊廓と呼んでいました。
例えて言うなら、遊廓は現実世界とはかけ離れた異世界を演出したテーマパークのような場所なの。
山奥に行くと現実とは違った世界があって素晴らしいもてなしを受けるという昔話が中国や日本にあるでしょう?
そういった異世界にまぎれ込んだ感覚をめざしていたのだと思いますよ。
「浦島太郎」の竜宮城のような場所で、この世のものではない女性に会うという演出がされていたんです。
お金の面ではなかなか庶民には手の届かない存在だったの。
値段は遊女屋のランクによって様々だけれど、一番ランクの高い遊女だと1回で現代で言うと約15万円が必要でした。
遊女ってどんな人なの?
今でいうところの芸能人みたいなもの。
浮世絵にも描かれるし、小説、落語にもよく登場しました。
初期の遊女は踊りが出来て楽器も弾けて歌も上手い、庶民たちのあこがれ。
そして、ただ有名なだけではなく、茶の湯、生け花、着物の着こなしといった日本文化の基礎を担っていた人たちでもあります。
他にも和歌や俳諧も作れましたし、書も上手で素晴らしい文章を書けたと言われていますから、教養の高い人たちだとわかります。
ただ、それだけではなく、性的なもてなしを強制されていたというのも重要。
歌や踊りでお客さんをもてなしつつ、最後には性的なことをしなければならなかった。
遊女にはすっぴんでもOKな美しさが必要
遊女になる女性は、清潔で化粧をしなくてもいいような綺麗さが必要でした。
ところが、時代が経つにつれて様々な遊女が働くようになり、同じようにはいかなくなったのでしょうね。
だんだん化粧もするようになって、着物も豪奢になっていって、かんざしも挿すようになりました。
アニメや映画で描かれる遊廓は江戸の終わりころの遊廓が参考になっているのかなと思います。
遊女でいられるのはとても短い期間でした。
16歳で始めて、長くても10年働けるかどうかだと思います。
年齢を重ねるとお客さんが付かなくなってしまうので、だいたい二十代前半で遊女として働くのは難しくなってきます。
12/19(日) 12:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/930688f91a36ce6b0222f8de9a1e64bf894c06a7