円安批判する財界人3タイプ 金融業界や海外展開する企業、家計や政府に忖度する意見も 悪者論にくみしがちなマスコミ
【日本の解き方】円安批判する財界人3タイプ 金融業界や海外展開する企業、家計や政府に忖度する意見も 悪者論にくみしがちなマスコミhttps://t.co/riXjVzOvAv
高橋洋一氏が解説。#zakzak @YoichiTakahashi
— zakzak (@zakdesk) May 17, 2024
いやー・・・どうかなと思うお。
僕はトレーダーをやっていることもあり常に経済指標も見ているけれど、ここで主張されていることはデータと違っているかなと。
まずGDPの伸びに関して
・強烈に円安が進んだ1~3月期はマイナス成長
参考ソース:1~3月GDP 年率 2期ぶりのマイナス 消費に影響の円安 見通しは
次いで「弱者」と呼んでいる円安をデメリットと考えている企業の割合
・円安が利益にプラスと答えたのはわずか7.7%、63%が利益にとってマイナス
参考ソース:円安進行、企業の6割超が「利益にマイナス」-帝国データ
さらにエクセレントカンパニーと呼ばれている企業や海外進出をしようとする企業が輸出を増やせているか
・JIETROの貿易統計からドルベースで輸出は増えていない(円ベースなら結構増えたとみる事もできるけれど、円は今対ドルだけでなくほぼ全ての通貨に対して弱く購買力低下が著しい)
参考ソース:ドル建て貿易概況
以上のことよりマクロ面でみても行きすぎた円安がプラスになっているという事はないと感じるお。
ただしそれに対して日銀が無理やり利上げをして円高にシフトするのがいいかというと、そういうわけでもなし。
世の中にお金が回りにくくなって、ますます景気が萎む理由となってしまうお。
基本的には政府は負担減、民間は賃上げとインフレ、消費増のループで経済を成長させていかないと解決できない問題だお。